ウエディングプランナー完全マスターガイド チャペル編
ウエディングプランナー完全マスターガイドが、チャペルにはどんなものがあるのかをお届けします。キリスト教式の結婚式は、目下人気ナンバーワンの挙式スタイルになっています。ホテル、専門式場のほかに独立系のチャペルが郊外にできており、一昔前のようにわざわざ信者でもないのに町の教会に挙式を頼みに行くカップルは、少なくなりました。町の教会は式場ではなく、信仰の場なので未信者の挙式を受け入れてくれるところでも、数回の結婚講座受講を条件としているところが多くなっています。ホテルや専門式場が見栄えのするチャペルを作ったので、その分教会で挙式する組数は減少しもともと信者が結婚するための場所だった町の教会は、現在本来の形を取り戻しつつあります。
ホテルや専門式場には館内型と独立型のものがあり、もちろん庭に一戸建てされた独立型が人気になっています。屋上や駐車場だったスペースを改装して、オープンエアの仮設、常設のものを作るなどいろいろと企業努力をしています。全体または正面がガラス張りで見通しが良いタイプが好まれる傾向にあって、ウエディングのスタイルもフラワーガール、リングボーイ、ベストマン、ブライズメイズなどを伴う本格的なセレモニーが実現できるようになり、もともと洗練されたスタイルだったキリスト教式が一層スタイリッシュに行えるようになりました。式後のフラワーシャワーやライスシャワーは現在ではほぼお約束とでも呼べるような演出になり、招かれた招待客に戸惑いを感じる人は少なくなっています。
